【京都特集】「ル・プチメック」のクロワッサン 9.5点


京都に行って来ました。ここ2年くらいは約半年に一度のペースで京都を訪れているのですが、今回は京都の市街地だけでなく天橋立や城崎温泉と言った北近畿にも足をのばしてきました。京都の市街地の一番の目的は後ほど記載する予定の「草喰なかひがし」という銀閣寺前の料亭なのですが、今回はそのメインディッシュまでのおやつとしてこのパンとカフェの店「ル・プチメック」に行きました。
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ホテルで借りた自転車で走ること約10分。今出川通りの細い下水道の蓋をかたかた鳴らしながらやってくるといきなり「パリ」が出現。真っ赤な壁にペリエのパラソル、黒板にはカフェのメニューが書かれています。お腹がすごく空いていたんだけれど、夕飯前にお腹をいっぱいにはしては行けないと言う理由から、ガイドブックを見ながら適当に選んだパン屋だったのに外観だけでいきなり発掘っぽい!
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店内こそまるで「パリ」。赤と白のギンガムチェックのテーブルクロス、生成の壁には映画のポスター、クロワッサンのいい香り。
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人気の「アンチョビクロワッサン」、普通の「クロワッサン」と「エスカルゴのブルスケッタ」、「洋なしのタルト」とコーヒーを買ってテーブルへ。パリに行ったときに、ホテルで出されたクロワッサンがあまりにも美味しくて声を上げちゃったのを思い出させるようなおいしさ。あの時のクロワッサンは温かかったから一枚上手だけれど、このクロワッサンはそれに匹敵するほどサクサクパリパリ。私の好きな横にひっぱっても切れないくらいの生地の強さをもちながらもふわふわ感は損なわず、まわりの皮がぼろぼろと行儀悪く落ちる感じもすばらしい。特にアンチョビ入り(写真左の小さい方)はさらに香ばしくアンチョビの塩分がクロワッサンにぴったり。アンチョビが入っただけで一気にワインのお供に昇格です。エスカルゴの載ったブルスケッタは、よくフランス料理で出てくるたこ焼き器みたいなのにバターで味付けするエスカルゴの味と同じ。下のパンは水分を吸ってもいっこうに譲らないほどのハードタイプで、お互いがお互いの良いところを引き出している感じ。
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こっちは洋なしのタルト。これこれ、生地が最高。この生地ならワンホール行けるってくらいのおいしさ。
この店の難点は週末しか営業していないこと。祝日でない限り、月曜から木曜はおやすみ。私のブログを見ている人はたいていが関東の人だから週末にしか京都に行くことはないと思うけれど、「京都にまで行ってパンかよ」とおっしゃらずにぜひぜひ行ってみてください。朝はおかゆ、昼はゆどうふ、お茶はだんご、夜は和食なんていう旅行を続けていると、こういうパンや後日書きますラーメンが恋しくなるものですよ。そんな私は京都でパン屋に行く余裕ができてちょっと第二の故郷っぽい気分です。
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ル・プチメック
602-8444
京都市上京区今出川大宮西入ル
075-432-1444
8:00〜20:00 LO:19:00
定休日 月曜日, 火曜日, 水曜日, 木曜日 (祝日なら営業)


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