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札幌「イエロー」のスープカレー 8点

この週末は嵐のような土曜日がうそのように、日曜日は春の日差しいっぱいの一日でしたね。私もカメラを持って羽根木公園や住宅街を歩いて春を探してみました。
高さ10メートルほどある立派なハクモクレン。「うわーーっ」って声をあげちゃいました。この木があるおうちは大事に育ててきたんだろうな。
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こっちはあじさい。食べちゃいたくなるやわらかそうな新芽です。
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乙女椿って言うみたいです。花もきれいですが、起毛してギュッと締まったつぼみには力を感じました。
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北海道ネタの続きです。
北海道最終日の日曜の昼は、一度は食べてみたかったスープカレー屋へ。しゃべくり007で有田が「スープカレーはカレーじゃない」と言っていたがどんなもんなんだろうか。カレー好きの私としては気になるところ。店選択はGPSさえあれば便利な食べログを頼りに近場を探したところ、「イエロー」と言う店が割と近かったのでチョイス。でも「豊水すすきの駅」下車を「すすきの駅」と間違えてかなり遠回りしてしまった。地図をよく見よう、おっちょこちょいな私。
店はなぜかクラブ風。DJブースなんてある。一瞬店を間違えたかと思ったが、あっているらしい。メニューは豊富で、辛さも選べるみたい。私は無難に「チキン野菜カリー」1100円にしてみた。ひとつひとつの野菜はきちんと別の仕事してあって、おいしいよ。チキンレッグもふわふわだし、骨の間のお肉までつまみだして食べたよ。カレーは、カレーと言うよりあたりまえかもしれないけれど、スープなんだね。カレーだと思って食べると物足りなさを感じるけれど、スープだと思うとなるほどうまいなって思いました。素材一つ一つを食べる感じがスープカレーなのかな。
野菜は、蓮根、にんじん、おくら、かぼちゃ、ブロッコリー、じゃがいも、なす、ピーマン。
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こちらはもっと素材の味を楽しむタイプ「牡蠣とシーフードのカリー」1300円。大きな牡蠣やシーフードがたっぷり入っている。さすが北海道、野菜もシーフードもしっかりおいしいです。
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ライスは五穀米らしい。ご飯が黄色いのでサフランライスかと思いきや、ウコン(ターメリック)の色らしい。体にいいカレーを提供するクラブ風のカレー屋ってなんだか違和感があるけれど、おいしいからいいや。
すすきのから歩いて5分くらいの便利なところにあるので、機会があれば行ってみてください。
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イエロー
札幌市中央区南3条西1丁目12-19エルムビル1F
011-242-7333
11:30〜22:00(LOは21:30、売り切れの場合あり)

小樽「伊勢鮨」の道産握り 9点

ちょうどバレンタインデーのあたりで行われていた「小樽雪あかりの路」と言うイベントに行って来ました。小樽近辺で雪や氷で作ったキャンドルスタンドが無数に置かれ雪景色を赤く染めるんです。
この写真は小樽に行けば誰もが訪れる小樽運河。浮き球にキャンドルがともされ、運河に浮かべらいつも以上にノスタルジック。でもこの日は雨。東京では26度の夏日になったこの日、小樽でも5度程度で雪にはなりませんでした。
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手宮線という鉄道が走っていた頃の跡地は、今でも線路が引かれたまま。ここがあかりの路になっているんです。私のような雪景色だけでもうきうきしちゃう人にとっては、さらにキャンドルのあかりで埋め尽くされるなんて夢のようです。
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小樽と言えば寿司。口コミ情報もなかったので、食べログで一番点数の高い「伊勢鮨」に行って来ました。ランチの道産3700円は、12貫でお椀付きです。12貫のうち気になったものをいくつかピックアップ。
きれいな艶のある赤い身はサーモンではなく、鱒。脂がのっていて美味。
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なんだったかなぁ・・・忘れちゃったんだけれど、確かニシン。キレイに仕事してあって美しい。
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噴火湾のボタン海老。とろっと甘くてうまい。こーいうのを食べると北海道に来たなぁという実感がわく。
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小樽のしゃこ。大きい!この握りが私は一番好みだったかも。ツメの甘さもなかなか。
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道東のウニ。文句なくうまい。こういうのを食べちゃうから東京に戻ってきて、普通の店でうまいとおもえなくなっちゃうんだ!この色はバフンウニだな。
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追加でチョイスした釣りキンキ。こんな高級魚、それも生でなかなか食べられません。ちょっとぷりっとしている食感と甘みが贅沢な味。
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ランチでも追加で頼んでお酒飲めば5000円くらい取られますが、ちゃんとした店で確実においしいものを食べられる、そんな店です。夜は1万円くらいかなぁ。座敷より絶対にカウンターです。ちゃんとしたもてなしができる板前さんがいます。
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伊勢鮨
小樽市稲穂3-15-3
11:30〜22:00
水曜定休
0134-23-1425

屋久島 Kitchen Cafe Oseのランチ 9点

屋久島3日目は、縄文杉登山で疲れた体に無理がない程度ということで、島一周を安房から右回りでドライブ。9:30頃を出発してまずは干潮だったので浜へ。タイドプールと呼ばれる潮溜まりには、小さな魚がたくさん泳いでる!「水曜どうでしょう」の屋久島釣りバカを思い出したあなたは相当の藩士です!
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南下して麦生と言う集落にある「Kitchen Cafe Ose」に開店とほぼ同時に入店。屋久島ではめずらしく、おしゃれで雰囲気も良く、青山のカフェみたい。私はパスタランチを注文。これは「ちりめんじゃこと薬味の和風パスタ」。野菜は広島での有機栽培ものを使っているようで、パスタの前に出てきたサラダもおいしい。このじゃこのパスタ、私も家で作ってみよう。
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こちらは「鹿児島産豚ロース肉のストロガノフ風」。野菜の火の通し加減、ロース肉のうまみ、どれをとってもなかなか。
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屋久島に来てから、コーヒーとかケーキに飢えていたんです。民宿は素泊まりだから、朝食なんてでないし。入れ立てのコーヒーと、ケーキで大満足。ここのお店をやっている娘のお父さん?がかなり風変わりの明るい人。背骨のゆがみを店の外で治してくれる。おせっかいな話だと思いながらも、急がない旅だし、特に何かを売りつけるわけでもないし、単にいい人みたい。屋久島にまた行くことができたら、この店はもう一度行ってみようと思う。
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島一周の県道から少し入ったところの「千尋(せんぴろ)の滝」。ガイドブックで見たときはダムみたいでときめかなかったけれど、実際に見てみると花崗岩の一枚岩と落差60メートルの迫力がすばらしい!このあたりは、ぽんかん、たんかんの名産でもあるらしく、駐車場脇の売店で絞りたてジュースが飲めます。人はまばら。
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千尋の滝近くの「トローキの滝」。この滝は海に注がれている。ここから見るの?と思えるような小道から覗いています。
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しばらく進んで、「大川(おおこ)の滝」。日本名瀑100選にも選ばれる名瀑です。水量が多いと日本の水の筋が1本になってしまい、逆に水量が少ないと左側1本になってしまうそう。こんな風に、屋久島には滝が多いんです。そりゃそう、周囲100キロの島に1,000メートル級の山が30以上あり、月に35日雨が降ると言われるくらいの降雨量なんですから。滝も随所に見られるわけです。この大川の滝、滝壺近くまで行くと、冷たい霧のシャワーを浴びられます。大きな岩に寝転んで、風が吹けばふわーっと冷たい霧が飛んできて気持ちいい〜。マイナスイオン、出てます出てます。
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島の西部の県道は、世界遺産指定地域なのに車が走れる世界唯一の道だそう。道は細いけれど、屋久猿や屋久鹿に出会うことができます。猿たち、グルーミング中。
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永田岬の屋久島灯台で日の入りまで昼寝。そしてこれがそこからみた夕焼け。もう少し雲がなければ海に沈む夕日をみることができたんだけれど、これでも満足。
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宿のご主人には、島一周なんて3時間ほどのドライブだよ、なんて言われていたのに、私は10時間以上かかってしまったよ。それだけ見所も多く、立ち止まるだけの価値があると言うこと。屋久島に来たら、縄文杉だけじゃなく、島一周もしてほしいな。
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Kitchen Cafe Ose
屋久島麦生416-294
月曜、第2・4火曜定休
0997-47-3450
かなり混むので予約必須

ポークカレーでリベンジです

映画「トスカーナの休日」を観たら、イタリアに行きたくなったよ〜。離婚で落ち込む彼女がふらりと訪れたトスカーナで家を衝動買いしてしまうの。そこでいろんな人に出会い、家を修復し、食事をし、オリーブを摘んで、恋もし、失恋もする、そんな話。去年訪れたポジターノの町(ナポリ南の海岸のリゾート地)のシーンもあったり、トスカーナ料理を食べるシーンがあったり、イタリア大好きの私にはプロモーションビデオのよう。私もトスカーナに住みたいなぁ。写真はそのポジターノの町です。
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先日作った北インドカレーがいまいちだったので、ポークカレーでリベンジ。毎日食べたくなるカレーは、やっぱりイギリス経由でやってきたカレーなんです。だから、カレールーを利用しながらも、ポイント的に手を加えるひと味違うポークカレーにチャレンジしました。これもdancyu直伝。
前回同様、タマネギはショウガとにんにくのすり下ろしたものを入れて茶色くなるまで根気よく炒める。厚手の鍋で炒めるとすぐに焦げないからラクチン。
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一口サイズに切った豚バラは、カレー粉とヨーグルト、醤油で下味を付けて、軽く焦げ目を漬ける程度に炒める。
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タマネギに水を加えて、そこに豚バラを加えてひと煮立ち。火を止めてルーを加えて、最後にガラムマサラを加えたらできあがり。ルーで作るカレーとの違いは、タマネギをよく炒めることと、肉は別で炒めて鍋に加えること、ガラムマサラを加えることくらい。
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これが完成のポークカレー。dancyuの言うとおり、「ひと味違う」。それにしてこのルーってヤツは優秀だよ。誰でも一定以上のカレーが作れるんだもの。コクもちゃんと閉じこめている。そこにプラスされたこのカレーは9.5点。次の日は、夏野菜を別で炒めたものを加えて、栄養もプラスしたよ。こういうカレーこそ、月に一度は食べたいカレーです。今までチキン派だったけれど、噛みしめると肉汁が出るこの豚肉の感じはすごくいい。
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付け合わせに作ったポテトサラダ。リンゴ、ピーマン、グリンピース、にんじん、ロースハムも入っていて口の中で楽しいの。これもカレー同様、次の日の染みこんだものの方がおいしい。私は電子レンジでちょっとだけ温めて食べます。
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自炊たのし!
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【東北特集】弘前「ダ・サスィーノ」のランチ 9点

前回の続きより。
「リゾートしらかみ」で秋田を出て、ぐるっと五能線を回って弘前へ。美しい日本海の海岸線や白神山地を見ながら、ぽかぽか日差しの差し込む車内でうとうと。外はまっしろの雪景色でまぶしいくらいでした。写真は津軽富士とも言われる岩木山とリンゴ畑。こんな景色を見ながら、車内では津軽三味線と津軽弁の語り部が登場すると言う、なんともまあリゾートな列車なんです。
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これは先月のdancyu。新潟駅の乗り継ぎ時間に購入したのですが、この表紙のイタリアンの店、なんとこれから行く弘前の店なんです。速攻で予約して行ってきたのが、この「ダ・サスィーノ」です。
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場所は弘前駅からタクシーで10分ほどの大学の真ん前。ちょっとわかりにくいですが、入ってしまえばまるで恵比寿か代官山かって雰囲気のイタリアンです。まずはスパークリングワインで乾杯。
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私は、前菜とパスタとメインの3500円のコースを注文。値段も決して安くなく、西麻布価格。前菜は軍鶏ロックのレバー。レバーにはサクサクとしたパンと蜂蜜がかかっていて、普通のレバーより一段と濃厚で口当たりのやさしいレバーとぴったり。口に入れた瞬間にこの店の力量が分かってしまう、そんな前菜です。写真には載せませんでしたが、別添えのパンもすべて自家製。種類も豊富で小麦の味がたまらないです。
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雪中にんじんのスープ。にんじんが雪の中にいることで甘くなるそうです。何も言われずに食べてしまえばかぼちゃと間違えてしまいそう。この店の食材は80%が自給自足。東京じゃできないからこそ、この地に店を開いたそうです。こういうおいしいにんじんを収穫してすぐに調理できるのって本当の意味の贅沢ですよね。私の両親が畑で育てた野菜を食べさせてくれるのですが、まさにこの野菜のおいしさは同じ贅沢です。
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パッパルデルのボロネーゼ。パッパルデルはかなりふといパスタで、横幅2センチくらいあります。こんなおいしいお肉で作ると定番のボロネーゼもごちそうだよ。
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詰め物をしたウズラのロースト。ウズラは肉が締まっていて、野性的な味。皮もぱりっとグリルされていて、くるくると丸めた中にはクルミが入っていて、食感も良し。付け合わせのじゃがいものローストの加減もなかなか。これはうまい。
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こちらは母に出された、金柑のコンポート。毎年、母が煮てくれる金柑を思い出します・・・・と言ったら煮てくれました。小腹が空いたときに金柑はおいしいよね。
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私のは、リンゴのミルフィーユ仕立て。かりかりのリンゴとコンポートにしたリンゴがなかなか。さすがリンゴの国です。
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総評ですが、こんな店が私の家の近くにあったらいいなぁって思いましたが、ここは弘前!弘前のイタリアン好きに重宝されつつ、東京からもたくさんの人が来るんだろうな。残念だったのが、「dancyu見てきたんです!」って言ったのに、店主がひと言も挨拶にも来なかったこと。あんなに狭い店なんだからちょっとくらい席を回ってきてくれてもいいのに、そういう気遣いがないところが残念なところです。
シェフ以外はどうもどんくさく、サービスの質はいまいち。そこばっかりはここは弘前だなって感じてしまいました。普通のコーヒーが置いていなく、エスプレッソが苦手な母に、「エスプレッソをお湯で薄めましょうか?」とは目がまん丸になってしまいました。普通のコーヒーは弘前でなくても置いておいてもいいと思う。
そんなこともあったので9点と辛口ですが、青森に旅行に行くことがあれば、弘前まで足を伸ばしてここに行く価値は十分にあると思いますよ。サービスはこのブログを見て少しでも改善してくれればいいけれど・・・・。
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OSTERIA ENOTECA DA SASINO
弘前市本町56-8 グレイス本町2F
0172-33-8299
11:30〜13:30(L.O.)
18:00〜21:00(L.O.)
日曜定休