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丸の内「VIRON」のディナー 8点

かわいこちゃんと3人で丸の内のTOKIAにある「VIRON」でディナー。こういうOL風なこと、したかったんだ!この店を簡潔に説明するとしたら、「まるでオーバカナル」。おいし〜いパンも、店の雰囲気も、価格帯もそのまんまです。つまり女の子でこの店を嫌いって言う人は相違ないと思う。おしゃれで食事もおいしくて、デザートもいけてる。この店はそんな店です。
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量は多いと言うことだったので、3人で前菜とメインを2品ずつ注文することにしました。まず前菜1品目は「フランス産きのことホタテ貝のサラダ」1680円。フランス産きのこって一体どんなきのこだ?という疑問を抱きながら注文。その謎は解く気もないままおしゃべりに夢中に。サラダは生野菜の上に、きのこやホタテ、インゲンをバターで炒めた物をかけてあって、食欲の進む一品。コレ一人だったら多かったな。シェアで正解。
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続いて前菜は「フランス産ホワイトアスパラガスオランデーズソース」1785円。春と言えばホワイトアスパラ!私の大好物です。缶詰のふにゃふにゃしか食べたことがない人は、ぜひこの時期にしか食べられない新鮮なホワイトアスパラをぜひ食べてみてください。「オランデーズソース」ってなんだ?と思って調べてみれば、どうもホワイトアスパラと言えばオランデーズソースらしい。そういえば他の店で食べたときもこんなソースだった。オランデーズソースとは、黄身とバターで作ったソースのこと。材料を見れば酸っぱくないマヨネーズといったところでしょうか。濃厚でチーズを思わせるような味です。新鮮でみずみずしいホワイトアスパラにバンザイ!
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メインは確かドイツ料理のような名前だった・・・。ザワークラウトにとろとろのバラ肉、ソーセージにマスタードソース。ボリューム満点です。一人で食べると思うと量が多いし、見た目以上にしつこいのでうんざりですが、シェアだからぺろりです。
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メインのもう一品は「和牛タンの赤ワイン煮込み」2415円。ナイフの重みだけで切れるほどやわらかい牛タン。口の中でとろけます。フランス人ってこの濃厚な牛タンにマッシュポテトやバターたっぷりの野菜を添えるんだから胃が強いよな。私はこの時点でもうおなかいっぱいでした。
女3人でわいわいやりながらワインなんて空けて夢中で話していたからあっという間だった。料理はなかなか出てこないけれど、こんな食事会ならまったく気になりませんでした。涙が出るほどうまいっていうわけじゃないけれど、手頃な値段で気取らずに食べられ、予約が取れないって言う訳じゃないから使える店なことはまちがいなさそう。渋谷の東急本店前にもあるので東東京の人はそっちにもいってみて。そうそう、持ち帰れるパンがとってもおいしいよ。
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VIRON
丸の内TOKIA内
03-5220-7289

神田須田町「万惣フルーツパーラー」のフルーツオムレツ 8.5点

私の愛する「万惣フルーツパーラー」でホットケーキとフルーツサンド以外のものを食べるのは勇気ある選択です。なぜってこの二つが感動的なうまさだからなのだ!!(過去の記事はこちらこちら)一度も食べたことがない方はおごってもいいくらいなので声をかけてください〜。というくらいおすすめしたいスイーツなんです。
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今回初めて注文してみたのは「フルーツオムレツ」1260円。メニューに時間がかかると書かれていたとおり、15分くらい待たされました。到着したこのお皿、あまりにも目をひくビジュアルでまわりからも注目の的。いろいろな種類のフルーツの上に巨大にふくれあがったオムレツ風のスポンジ状に見えるふわふわな何かが置かれている。表面には粉砂糖、このお皿を見ただけで目がぱーっと輝いてしまったよ!
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中を見てよ。表面はホットケーキのように固まっているんだけれど、ナイフを入れるとその間はふわふわのカスタードの泡たちでいっぱい。お菓子作りをしたことがある人は一目でそれが卵白とカスタードを混ぜ合わせたものだってわかるはず。万惣なんだから当然なんだけれど、下にひかれたフルーツたちがこれ以上にないくらいうまい。バナナ、パイナップル、イチゴ、キウイ・・・。どれも熟れすぎているわけでもなく、青いわけでもない。私が苦手な酸っぱさもないし、冷たすぎもしない。パーフェクトなフルーツたち。
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それでもこのホットケーキの感動にはかなわないんだよね〜。ホットケーキにフルーツの入った生クリームを添えるのがやっぱりベストです。日曜日はお休みなので、土曜日の秋葉散策のあとにどうぞ。
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万惣 フルーツパーラー
千代田区神田須田町1-16
03-3254-3711
休日/日曜・祝日

半蔵門「エリオ・ロカンダ・イタリアーナ」のランチ 9点

半蔵門にあるイタリアン「エリオ・ロカンダ・イタリアーノ」へ。14:15がラストオーダーなので遅めのランチでも対応してくれる店なんです。南イタリアのちょうどブーツのつま先に当たるカラブリアという地方の家庭料理を食べさせる店でウイキョウ(フェンネル)や唐辛子を使った料理が特徴らしいです。
人通りの少ない道を行き、店名にもなっているロカンダ(重い木の扉)を開けるといきなりそこは南イタリア。窓がないのに明るい店内と陽気なイタリア人が迎えてくれます。ランチのコースは、1600円と2200円と3800円。私は前菜かパスタを選び、メインとデザートが付く2200円のビジネスランチをチョイスしました。
1品目はパスタをチョイス。その日のパスタは「モンゴウイカのショートパスタ」。肉厚で柔らかいモンゴウイカをトマトベースで味付けし、バジル、パルメザンチーズ、それにおそらくウイキョウの実がぱらぱらとかかっている。この実、フェンネルシードと呼ばれるスパイスで、甘い香りと苦みが特徴。よくピクルスに入っていたりする。時たまハーブの香りが口に広がるので、箸ならぬフォークがますます進んでしまいます。
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この日のメインは「宮崎の黒豚のロースト」。上にはアンチョビのソース、炭火で焼いたパプリカと炒めた花ブロッコリー、それにポレンタが添えてある。ポレンタとはとうもろこしの粉で作ったタルトのようなもので、甘く味付けしてお菓子にする場合もあるらしい。黒豚は冷めても脂身が上品で柔らかく、アンチョビのソースと薄切りにした生のタマネギがマッチ。ありきたりの素材でうまいこと作るなあと感心しました。
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デザートは、ティラミスとダークチェリーのタルト。甘すぎず、奇をてらっているわけでもないのに高い水準の味。マンマが作ってくれるデザートって感じかな。
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東京のイタリアンは、イタリアできっちりと修行をしてきた新進気鋭の日本人がシェフの店と、イタリア人が自分の国の美味しいものを食べさせるための店と二分にきっちり分かれている。前者は気合いたっぷりだから、こっちも食べてやるぞ!と構えでついつい足を運んでしまうけれど、後者はふら〜と軽い気持ちで行って、気が付いたらすごく楽しい時間を過ごせた〜となるような気軽さがある。イタリア人の気質だね。
今度は夜に行ってみようと思う。かなり気に入っちゃいました。
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エリオ・ロカンダ・イタリアーナ
東京都千代田区麹町2-5-2 半蔵門ハウス1階
03-3239-6771

神保町「天鴻餃子房(てんこうぎょうざぼう)本店」の餃子 9点

餃子が嫌いな日本人って聞いたことないな。日本人にとって、ラーメン、カレー、餃子は大好きメニューの王道なんでしょうね。よく考えたらこの3大メニューって無性に食べたくなる時があって、さらにひとりひとりの好みが違う。やれ、私が好きなカレーはじゃがいもたっぷりのポークカレーだ、いやいや私はココナッツミルクが聞いたタイカレーが好きだって感じでこだわりを持っていますよね。そんな私は、餃子に限って言えば、家で食べたスタンダードな餃子が一番好きです。野菜はキャベツとニラで白菜は入れない、隠し味に味噌を少々、皮と具の加減は、具がたっぷりはみ出るくらい。家の味が自分の味になるってきっとこういうことですね。
つい先日、餃子が無性に食べたくなって昔のdancyuの餃子特集をあさってみたところ、さすが人気の餃子だけあって3冊も出てきました。残念ながら今までこれらの特集を見て「これはヒット!10点だぜ!」と思える餃子店には出会えていないのですが、再チャレンジしてみたのがこの、神保町の「天鴻餃子房」本店。この神保町界隈に数店舗を構える人気店で、行ってみて後でわかったのだけれど以前に何度も行ったことがありました。餃子の種類はざっと見る限り5〜8種類で、おすすめは「黒豚餃子」らしい。でも「海老ニラ餃子」も気になるし、「パリパリ餃子」も捨てがたい。「元祖餃子」の“元祖”っていうワードにも引かれる。うーん、こんなに食べられないなぁと思っていたら、主要な餃子を少しずつ食べられるセットを発見。
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写真一番上の丸い餃子から時計回りに「海老ニラ餃子」×1、大きめのが「しそ餃子」×1、「黒豚餃子」×1、小さめのが「元祖餃子」×4、ペラペラのが「パリパリ餃子」×2。付くはずの「季節餃子」はこのネギ味噌タレをつけて食べるもので、餃子自体は「元祖餃子」でした。
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dancyuでもおすすめしていた「黒豚餃子」をトライ。断面はこんな感じ。中からスープがどわっとあふれるのに、まわりの皮はパリパリでむちむち。こういうの私が好みの味。
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この断面図は「しそ餃子」。しそは一枚が切らずに入っている。しそって日本のスーパーハーブですよね。餃子にもよくあいます。
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こちらは「海老ニラ餃子」の断面。大きな海老がごろごろで、ニラもた〜っぷり。皮の包み方が他のと違い韮饅頭のような形になっているので、皮のむちむち感をより感じることができる点がポイント。
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餃子ってどうしてこんなに安いんでしょうね。たらふく食べてもたいした金額になりません。今度は「黒豚餃子」に的を絞って12個大盛り定食にチャレンジしようかな。餃子が無性に食べたくなったときは神保町へGO。あの有名な「スヰートポーヅ」のすぐ近くです。
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天鴻餃子房本店
東京都千代田区神田錦町3-14-9
03-3233-3675
無休

神保町「上海朝市」の焼餃子 7.5点

DSCF0079ビールに餃子って最高級の幸せセット。カリッとした焼き餃子にビールを流し込むと生きていて良かったって痛感する。
私の愛読紙「dancyu」は、定期的に餃子の特集をするんだけれど、こんなに私が餃子を欲しているときにタイミング良く4月号の1特だった。
表紙のコピーはこんなの。
焼餃子に興奮。
肉汁シュワュ!もう止まらない!
「餃子」の英雄60傑
この表紙だけで私は餃子を食べたい気持ちでいっぱいになった。前回の「dancyu」の餃子特集は、2003年7月号。その時のコピーはこんなの。
「餃子」は最強!
短いがこっちもぐっと来る。
そんなわけで、餃子屋に行くことにした。あいにく日曜日で閉まっている店が多く、店選びに苦労したが、2003年7月号に掲載されていた、神保町の「上海朝市」へ。この店は上海蟹では日本一有名な「新世界菜館」の真ん前で姉妹店らしい。これは期待できる。
DSCF0082餃子は1個単位で注文でき、「焼き」「蒸し」「水」から選べる。その他に「韮饅頭」なんかもある。私は当然、生ビールに「焼き餃子」を注文。その後くる餃子に期待がふくらんで、ビールを一口目で半分くらい飲んでしまう。
餃子到着。パッと見、焼き加減がいまいち。パリパリのカリカリを期待していたのに。味もまぁおいしいが普通。餃子は皮が命だから、その皮がパリッカリッじゃないと餃子のおいしさって半減しちゃうんだ。
餃子の皮作りは意外と難しい。数年前、元同僚のS垣さんといっしょに餃子を皮から作ったのを思い出した。水加減とのばし方がむずかしい。ちょっと固くて厚かったけれど皮のパリッカリッともちもちとした感じがすごくおいしかった。
他メニューはなかなか。特にこの「まき海老の酒蒸し」は上海を思い出した。皿に大盛りに乗った海老をバリバリむしって、頭の味噌をすい、一人20匹くらい食べたことを。上海2泊3日の食べまくる旅も悪くないかも。
でもまずは餃子リベンジかな。
上海朝市
千代田区神保町2-3-10
11:00〜22:00
03-3288-2333